ブラック企業体験記 ~現場作業員編 労働災害は謝罪して隠ぺいするもの~

fieldworker 皆のブラック企業体験記

隠したものは上へいく

常務取締役指示の労働災害隠しのお面をかぶった部長、課長は2019年にとんとん拍子で2人とも取締役に昇格する始末

コンプライアンスは知っています

建設業の会社に勤めています。

当社はコンプライアンス上問題、相談がある場合は相談委員を設置しており相談し対処することになっています。
私は現場作業員の管理などの仕事をしており、安全や品質の管理をしています。

下請け業者が労働災害を起こしてしまった

2012年の8月と記憶しておりますが、現場にて下請け業者が労働災害を起こしました。

原因は、作業手順を簡略化したために起こった災害でした。
私は、その労働災害が起こった現場の管理者ではありません。

私がその現場で労働災害が起こったことを聞いたのは、2012年の10月頃と記憶しております。

報連相はできていた?

労働災害を起こした下請け業者事業主は、当社に直ぐに報告したそうです。

報告した相手は当社の管理者であり、その管理者は上司の管理職に報告、そしてその管理職は上司の部長に、そして部長は役員に報告したとの情報でした。

その被災した下請け業者の作業員の怪我の内容を聞きますと、指2本の骨折とのことでした。

労働災害とは

被災者は健康保険で治療していることも情報として私に入ってきました。

労働災害とは馴染みの無い方に説明しますと建設業であれば、工事を請け負う元請会社が労働災害保険に加入し、その現場で災害が起こった場合に下請け作業員などにも適用とした災害保険のことです。

労働災害隠しは犯罪となります。
法で定められた作業員などの救済措置なのです。

しかしながら、労働災害を起こすと、その所轄は労働基準監督署という司法行政になります。
よって労働災害が多い会社には、是正勧告など業務改善命令も発令できる監督署です。
働き方改革法が施行された、残業問題の管轄も労働基準監督署です。

コンプライアンス委員に告発

要はその会社の在り方、信用失墜となるため労働災害隠しをするのです。
話しを戻し、それから私はコンプライアンス委員に告発をしたのです。

告発メールを送ってから…

その委員に告発をメールにて行い、1週間後ぐらいに、社内内線に電話があり、相談委員まで、詳細を聞きたいので時間をもらいたいとのことでした。

私はことの一部始終を話しました。

しかし、あとから考えたのですが告発メールを送ってから1週間後に事情聴取とは、なぜそんなに遅いのかと少し不思議には感じておりました。

事情聴取を終え、また2週間後に部長から呼ばれ部長から謝罪され、今回の労働災害隠しをしてしまい反省していると、部長の後ろに隠れるようにその部下の課長も私に謝罪をしたのです。

あいまいな返答

私に謝罪されても困りますし、遵法上会社の在り方、そして被災した下請け作業員の指は後遺症もなく治るのか、それまでの治療費は普通は災害保険で賄えるところを本人の自費で払い、完治するまでの生活費もあるのではないでしょうかと、問うたところそれは会社で考えているようでとの返答でした。

私は当社が治療費、生活費をその下請け作業員に払うことはこれもまたおかしくないですかと、問いました。

コンプライアンスはあってないようなもの

当社が下請けに払うのはあくまで施工費であり、経理上現場で怪我をした治療費怪我をして働けない期間の生活費を工面することは、これもまたコンプライアンス違反ではないのですかと問いました。

部長はだまったまま、私の前から去っていきました。

労働災害隠しの黒幕は常務取締役?

予測ですが、労働災害隠しを指示したのは、役員である常務取締役であると確信したのです。

そして私には部長が労働災害隠しをしたことにするようにと、指示を受けたと思います。

被災した下請け作業員の指は後遺症もなく治り、良かったと思いますが、その後に労働災害隠しが発覚とのことで、当社の部長、課長は2ヶ月間の給与減給処分がだされ、被災した下請け作業員の事業主は発注停止2ヶ月との処分となったのです。

私には、常務取締役まで、今回の労働災害は報告が入っていることは他の部長から聞いていましたし、その他の平取締役からも聞いていました。

色々覚悟の上での告発

正直なところ、私がコンプライアンス相談委員に労働災害隠し告発をしたのは、隠しを指示した人は常務取締役とほぼ確信したからです。

そのような会社の立場の人がコンプライアンス違反して、実際に被災した下請け作業員の家族のことなど、何も考えずに自分の保身に走ることが許せなかったからです。

無論、告発した私はただでは済まないと覚悟の上での行動でした。

私は左遷

案の定、翌年4月の人事異動にて左遷となり現場管理から外され、事務処理の内勤となりました。

その内辞令は同年3月初旬に、わざわざ常務取締役から話をされました。

今でも忘れませんが笑いながら私を貶めようとしたなと、言いたげに左遷を言い渡されたのです。

私は分かりましたと、一言返答したに留めました。

最後は辞める決意

そして常務取締役指示の労働災害隠しのお面をかぶった部長、課長は2017年には、とんとん拍子で2人とも取締役に昇格したのです。

類は類を呼ぶとは言いたくはないですが、このような会社に在籍していてやる気が出るかといいますと、出る人はいません。

しかし、皆家族があり生活がありますから仕方なく我慢して仕事をしているのです。

ブラックな人ほど出世してそれで良い会社に、働きやすい会社になればと思うだけです。

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