ブラック企業体験記 ~IT企業編 派遣された現場は24時間2交代制~

ITブラック企業 皆のブラック企業体験記

辞める時は上層部全員が出現

社員としての心構えが示された分厚い紙の束の資料。

そしてそれを教育係という男性の監視下でひたすらに熟読させられましる日々。

ついていきたいと思った人が

これは筆者が既卒で、とあるIT企業であるL社に入社した際に実際に経験したお話となります。
くれぐれもこういう会社ばかりではないということをご認識の上、少しでも多くの方の参考になればと思います。

まず、この企業に入ったきっかけはある転職サイトを通じてのものとなります。

面談の時は非常にたくましく、優し気な感じを受ける社長だったことを記憶しております。
若い時の体験談、そして今後の会社のビジョンを語っていただいて「この人についていきたい」と思わされたものでした。

会社に尽くすことは奴隷ではなく、社会人として当然

そしていよいよ入社をしたある日。

まずは初日早々に渡されたのは社員としての心構えが示された分厚い紙の束の資料。教育係という男性の監視下でひたすらに熟読させられました。
まだそのころは社会人としての姿勢なども分かっておりませんでしたので、それが当然のものであるという考えのもとで指導に従っておりました。

その資料の中には

「会社に尽くすことは奴隷ではありません。社会人として当然のことです」

といった文面が記載されていたことを今でも覚えています。

しかし、徐々にお茶汲みやオフィスの掃除といった雑務ばかりをさせられるようになり、一向にIT企業らしい業務にもつかせてもらえない日々を過ごすようになって、ようやくおかしな会社に入ってしまったことを自覚するようになりました。

派遣された現場は当然ながらブラック形態

そして2か月程度が経ち、ようやくIT系の現場へ向かわせてもらうことになりました。
しかしここで待ち受けていたのは地獄の日々。

昼夜2交代制の現場だったのですが当初受けていた話とは全然異なり、優しい指導をしていただけるような場所どころか日夜罵詈雑言が飛び交い、誰かが誰かの陰口を言い合うという負の連鎖が続く悪環境でした。

更には作業員しかいないような閉鎖的な空間での役務だったこともあり、ストレスはより倍増。
仕事の準備のために一番下っ端であった私は30分ほど早く出勤しなければならないという暗黙のルールも課せられていました。

仕事もろくに教わることがなかった他、業務に使うための資料も古いものばかりでただ毎日怒られてばかりの毎日となり、心はすぐに疲弊していくばかりでした。

仕事ができないということで陰湿ないじめまがいの言動もぶつけられており、とにもかくにも救いを求めていたことを今でも覚えています。

ストレスで痩せる日々

更に慣れない夜勤もあったため、日に日に体はやせ衰えて全盛期よりも10㎏近く体重を落とすこととなったのです。

詰問という名の尋問

そんな最中、決定的な悲劇を襲ったのはとある夜勤のシフトを行う日のことでした。

その日については日頃とは異なるイレギュラー対応が続いており、最後の最後で細やかな作業ミスをしてしまったのです。
もちろんミスをしたのは私ですが、その作業は現場上長が横で見ながらの作業だったため上長もまた監督責任として対応に追われることとなりました。

そして私が対応すべきことをやりおえ、現場上長からも帰宅指示を得て帰った時のことでした。
私と同じ所属企業の先輩社員が何を考えたのか、思い込みで現場上長に無断で私が帰ったという報告を所属会社の方にしていたのです。

そのため後日、私は所属会社の方へ呼び出しを受けることになりました。

身に覚えのないことで所属会社の上司からはひたすらに詰問を受けることになり、最初こそ身に覚えがないということで抵抗を行いましたが、
「お前仕事舐めてるのか?」
「お前がやったんだろ」
と決めつけの厳しい口調をぶつけられ続けたことで心が疲弊し、相手に都合の良い自白をさせられることになりました。

辞める決意

こういった出来事も続いたため、いよいよもってこの企業を辞めようと所属会社側へ打診を行った際のことです。

ちゃんと法律に従い1か月前どころか2か月前の時点でそれを伝えたところ、驚くことに会社の上層部の人員に囲まれる形で呼び出しを受けることとなりました。

そこからはただひたすらに引き止めを目的とした質問攻めです。
「今ここを辞めたら後悔するぞ」といった内容がひたすら私に対してぶつけられました。

最後には社長直々にビジネスマインドらしきものを延々と語られつつ、説得のようなものを受けた記憶もあります。

ただ、これで心が折れれば私は終わりだと思っていたため、何を言われようともひたすらに抵抗を続けてようやく辞めることができるにいたりました。

まとめ「アットホームな環境」はブラック企業の特徴

仕事や会社の選択を誤ればここまで酷い目にあってしまう…ということを嫌というほどに思い知った経験でした。

これからも人生は長いとは思いますが、少なくともIT企業を選ぶことは無いでしょうし、選ぶとしてもより慎重に情報を集めたうえで吟味を行うことになると思っております。

これをお読みの皆さんはくれぐれも転職等で会社を選ぶときは見た目のイメージなどに誤魔化されないようにお気を付けください。

一昔前と異なり、「アットホームな環境」などと言った明らかにそれと分かるようなキャッチフレーズを使うブラック企業は見当たらなくなっています。

私の体験談が十分に役に立つことをお祈りしております。

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